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代表メッセージ

代表メッセージ

港区芝公園に昭和31年に私の祖父母が創業しました「大門旅館」、その後父母の代になり、昭和57年「芝大門ホテル」として旅館からビジネスホテルへ建替えをし、以来平成29年3月まで母である社長とともにホテルを経営して参りました。
途中、平成4年12月に当時の社長である父を病気で亡くし、28歳で専務としてホテル経営また、地域の活動にも邁進して参りました。

祖父母、父の死により相続問題、それに伴います銀行とのやり取り、また、ホテル経営など父を若くして失ったからこそできた経験が現在の私を創ってくれたことに感謝しております。

私は同族経営のなかで育つことができました。同族だからこその良い面、悪い面も経験したと思います。親子の関係、兄弟の関係、従業員との関係、業者との関係など、ホテル・旅館経営は“人”なくしては成り立たない商売です。人手不足が叫ばれて久しい業界です。
“人”との関係をどのように築き、どのように商売につなげていくか?この課題をクリアーにするために私の会社がお手伝いをしたく、この度、創業させていただきました。

実業としてのホテル経営を通して積み上げた経験、またホテル・旅館業界との人脈を活かし、現在お持ちの問題に対し誠実に対応させていただきます。
まずは、ご連絡をくださいませ。

「経験したからこそ、同じ立場であったからこそ」現場に即したご提案ができる理由はここにあります

「経験したからこそ、同じ立場であったからこそ」
現場に即したご提案ができる理由はここにあります

売却に至った経緯

昭和31年創業の「大門旅館」、昭和57年に新築したビジネスホテル「芝大門ホテル」と宿泊業を営んできました。その間、創業者である祖父母、そして父の死を経験し、平成4年12月より母である社長と二人三脚でホテル経営を継続し、途中で弟が入社しました。
リーマンショック、東日本大震災とホテル経営に大きな打撃を与える状況がありました。
ホテル営業はそのようなピンチを切り抜け、ホテル経営に対する借入金返済については、リスケジュールを行い、返済の猶予をもって対処し、また、社員教育に力を入れ、少人数でもフロントシフトがしっかり廻るような体制を取ってきました。
そのなかで、それまでの相続税支払いに対する借入返済の問題や旧耐震でのホテル老朽化の問題など、経営の根本を揺るがす問題が浮上しておりました。それらを思うに、「返済のためのホテル経営になってしまっている」、また、「80歳近くになる社長である母を楽にしてあげたい」と考え、ホテル経営の良いときに売却を、しかもこちらにとって有利な条件で」と強く意識するようになりました。
そのような考えから2年ほど経過し、ホテル経営も順調に推移するなか、好運にも良い条件で売却できる先が見つかり、平成29年3月をもってホテルを売却しました。
社長である母には老後の生活資金もそれなりに目途が立ちホテル売却と同時に引退してもらいました。

芝大門ホテル外観 芝大門ホテル客室

売却にあたり、こちらの提出した条件は1つでした。それは、これまで働いていただいた社員(10名)の同条件での雇用継続でした。それに新オーナー側(不動産業)が応じていただき、また、ホテル経営については専務である私と、営業部長の弟をホテル経営の番頭役で残していただきました。ホテルの運営受託契約という条件をもって、平成29年4月より新たな芝大門ホテルがスタートしました。

ホテルなど外見上の変更はありませんでしたが、ホテル社員にとっては、ホテル売却という衝撃はかなりのものでした。新ホテルとして社員契約がありましたが、1年ごとの社員契約という形式で、2年目以降どうなるか?が約束はされていない状況でした。

オーナー企業とは毎週1回、2時間程度のミーティングを行い、ホテルの営業状況、社員の状況、周辺他社の情報などを伝えていました。それ以外には電話、メールのやり取りで情報交換をしておりましたが、オーナー企業の社員が常駐しておらず、意思の疎通がタイムリーでない状況が発生し、運営受託側の我々や社員にもストレスが溜まっていた時期もありました。
そこで、相互の意思疎通や互いの人となりの理解を深めるべく、オーナー企業に定期的な交流会・懇親会の場を設けるよう提案し、その効果もあり、社員との距離感が縮まり、関係の向上につながりました。

運営受託という形では、売却先との関係構築はそれなりに難しい面があります。事実です。しかし、受託会社だからこそ、オーナー側に時には厳しい話や耳の痛い話もでき、もし、それで受託契約を打ち切られてもお客様や従業員のためであれば本望と考えております。

今後、少子高齢の社会が進むなか、宿泊業を取巻く環境は今まで以上に厳しくなります。
その状況で私どもがお役にたてれば、この業界に貢献できれば何よりの幸せです。

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