- 頼りない後継者だが、育成しホテル業務に就いてほしい
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お客様の年齢 エリア 客室数 ホテル年間売上 69歳 関東圏 36室 95,000(千円) 抱えている課題(お悩み)
69歳の社長には34歳のご子息(一人息子)がいる。音楽好きで高校時代からバンドを結成し、ギターを演奏する。ミュージシャンへの憧れが強く、ミュージシャンとしての収入もほとんどなく、親のすねをかじっている状況。社長としては、彼にホテルで働きてもらい、いずれ社長の座を譲りたいがどうしたらよいのか?
ケース3解決までのステップ
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- オーナー社長との面談
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- オーナー社長の意向を確認するべく面談を実施。
- ご子息がホテル業を専業とする意思を固めてもらいたい旨の意向を確認。
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- 後継者候補との面談
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- 34歳ご子息と面談を実施。→彼の意向を聴く。
- 社長の意向を伝える。→ホテル勤務を専業として、音楽は趣味として継続。
- ご子息は社長の意向を了承するが、3カ月猶予が欲しいと回答。
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- ホテル勤務をスタート
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- 3カ月後、ホテルフロントとして勤務。→ホテル支配人が教育・指導を行う。
- 2カ月後、ナイトのフロント業務を行う。
- インターネットの知識を活かし、自社のホームページのリニューアルを行う。→ところが、入社6カ月を過ぎたころより趣味のギター活動が盛んとなる。
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- コーチング
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- 社長を交え面談を実施。
- ご子息のコーチングを行う。(週1回のコーチングを3カ月継続)
- ホテル勤務と音楽活動が交互に。
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- 後継者候補の意思確認
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- 社長にご子息の意思を伝える。→音楽活動は止められない。ホテルより音楽の意思が強い。
- 社長にはその旨伝え、ホテルはしばらく支配人を中心に運営するよう提案。→了承
- ご子息は、週3日、ナイトフロントとして勤務。
結果オーナー社長の悩み事未解決
1年後、ホテルへ正式入社を約束
- ただし、行動が変わらない場合は後継者と認めないとの社長の意向を文書化し本人へ渡す。
- 本件のプロジェクトは進行中となるが、社長とご子息のコミュニケーションは深まり、両親への感謝を伝える。
- ご子息が後継者にならなかった場合、「後継者探し」と「ホテルの運営委託」のフォローアップのお約束をし、一旦本件は終了。
期間ステップ1~5まで:1年6カ月